住宅の拡張性が低い
現在228,000kmの軽自動車を
乗り換えようとしていますが、
電気自動車にするか?
を検討した時期がありました。
家に電気自動車の充電設備を
取り付けるリフォームを行い、
ガソリンから電気に変えたら、
車への購入費用が高くても、
ガソリン代の削減で購入費用が
相殺されるのではないか、
という考えです。
しかし、電気自動車用の充電設備を
充実させるには色々と
家の設備を増強させる必要があり、
結構大掛かりなリフォームとなりそうでした。
目前まで電気自動車の
時代が迫っているので、
今から住宅を建築する方は、
せめて電気自動車の充電ができる
環境を構築できるように、
拡張性を高めておいた方が良いと思います。
新築時の分電盤選び
電気関連の拡張性の肝
となるのは分電盤です。

この分電盤を、将来に向けては
最初から拡張性が高い設備
にしておいた方が良いです。
オススメはPanasonicの
スマートHEMS対応の分電盤です。
HEMS機器は数あれど、国内では
今のところは、Panasonic一択です。
スマートコスモマルチ通信型か、
スマートコスモレディ型がオススメです。
回路数は多めにしましょう。
我が家は22回路+太陽光でした。

断熱・気密を損なわない外壁貫通
最初から外壁にコンセントを
つけている方は多いと思いますが、
我が家の失敗は、分電盤の回路が
リビングと共有していることです。
100Vのコンセントから、
電気自動車用の200Vに変更すると、
リビングまで200Vになってしまいます・・・
家電全て壊れます。
かといって、今から回路を
切り分けることは不可能なので、
高速充電可能な200Vコンセントを
作りたい場合は、新たに回線を外壁まで
通さないといけません。
せっかく、断熱・気密をしっかりと
施工してくれている壁を
貫通させなければいけません。
タイル外壁の場合は
さらに大変かもしれません。
我が家の工事中の外壁
太陽光システム用

外壁コンセント用

給湯器用
なぜわざわざ2つ穴を開けるのか?
電源と情報線は一緒に
してはいけないルールがあるからです。

そこで提案
外壁貫通ではなく、
最初から基礎下に貫通スリーブを
用意しておけば、解決です。
これは下水用の大きな配管ですけど、
壁をボコボコ開けるより、
基礎下の地下を通す空配管を
用意しておけば、気密処理も楽々です。

将来、電気自動車を検討している方に
参考になれば幸いです。
後から基礎貫通でもいいのでは?
後から壁貫通は難しいですが、基礎ならそれ程問題はないと思います。
基礎下は後からは無理なので、立ち上がりのど真ん中になりますが。
これなら屋内の配線は床下が使えるので、比較的楽だと思います。
見栄えは基礎下の方が良さそうですね。
>換気マニアさん
コメントありがとうございます。
後からの基礎貫通は考えてもいませんでした。
アメブロ見ていると、トラブっている人って
ほぼ基礎のヒビ割れ問題を出すので、
基礎って触れてはいけない領域かと思っちゃってました。
>フジマさん
そうなんですか。
ヒビ割れが出るとは知りませんでした。
うちはガス管を通すのに後から基礎貫通しています。
基礎は内外両方断熱しているので、基礎が見えません。
もしかしたらヒビが入っているかも知れませんね。