中古ミーレ1年目
昨年、ジモティーで総額10万円で導入した中古ミーレは、今だに健在。
無事、1年間はもちました。
理想は、子供たち3人が家を出ていくまでの残り9年間動いてくれると良いのですが、耐用年数の20年まで残り4年しかありません。
取扱説明書が安っぽい
取説が驚きのショボさです。ミーレ様らしからぬ、白黒時代。

食洗機の庫内は頑丈
内部のステンレス部分ですが、本当にステンレスだらけで、隙がない作りになっています。
おそらく再利用なんて全く考えていない、非常に頑丈な作りです。取説に比べると雲泥の差。
下段のスプレーアームもステンレス。上中段は樹脂製?で10年以上の耐久性を持つタフさです。


予洗い不要の海外製食洗機のフィルター
排水部分はさすがに汚れていますが、国産食洗機と違うところは、ある程度のサイズの食べかす等は流してしまう大胆さでしょうか。
大きなものはフィルターに、小さなものは排水に流し、フィルターが詰まることはありません。日本ではあまり見ませんが、海外ではディスポーザー対応している地域もあり、生ゴミ全部砕いて下水に流すところもあるくらいです。下水が汚れることばかり気にするのではなく、下水自体の浄化機能も研究しているようです。
ご飯粒がフィルターにしっかりと引っかかるというのは、海外製食洗機にはありません。実験的にお茶碗一杯のお米をそのまま洗った時にはフィルターが一杯になりエラーになってしまいました。予洗い不要とはいえ、やりすぎは良くないです。

一番寿命が短いのはゴムパッキン類
ゴムパッキンは経年劣化します。
まだ水漏れはありませんが、明らかに劣化していました。ゴムパッキンは、水拭きの頻度を高めると長持ちするようです。

バスケットも何もかも頑丈
バスケットも頑丈な作りです。塗装も剥げておらず、塗料も耐久性を考えられています。
古い機種はバスケットがシンプルで、お皿が入れにくかったです。特に下段の平皿ばかり入る部分が、海外仕様なんだと思います。この後の機種からバスケットは改良されて、より日本に適した形に変わっています。
水筒まで、丸々と入る高さが下段は良くて、洗いすぎて、まる裸になったボトルもあり出てきました。


洗剤投入口も経年劣化
洗剤投入口の見た目は普通ですが、リンス部分が漏れるようになりました。この内部もおそらくゴムパッキンで経年劣化しているのでしょう。
本来は、自動でリンスを3mlずつ投入するのですが、大量投入するのでコスパ最悪です。次回修理時にまとめて直すとして、リンスをやめて食洗機を回すようにしています。

給排水ホースも頑丈
給水・排水ホースは、外観の汚れは結構ありますが、機能的には問題ありません。潰したり、傷つけたりしなければ、ホースも相当な耐久性を持っていると感じます。

ドアパネルもほぼステンレスの一体型。

累計15年経過した耐久オバケ
壊れやすそうな部品は、ドアパッキンやゴム部品だけでした。すでに累計15年経過したミーレを1年間使用して見て、つくづく感じたことが、内部のキレイさと耐久性です。
以前、2回洗濯機を中古購入しましたが、悲惨な扱いでドロドロの汚れをクリーニングしてから、ようやく使えるようになりました。食洗機は洗剤が強力なアルカリ性で、内部はとてもキレイでピカピカなので、中古で購入しても十分使えます。外観が汚く、サビている場合がありますが、磨けばすぐに綺麗になります。
新築計画段階での検討は難しいですが、故障リスクを背負っての引き渡し後のリフォームなら、検討の余地は十分あると思います。
耐久性を高めるコツ
月に一度の「高温空回し」
ミーレ食洗機の古い機種は「Pots&Pans75℃」、最近の機種では「庫内洗浄モード」を使って、油汚れやカルキ汚れの蓄積を取り除くと、寿命が伸びるそうです。長持ちさせたい方は、必ずメンテナンスしましょう。