蓄電池の用途の検証
蓄電池で、テスラパワーウォール以外の選択肢
我が家はすでにテスラのパワーウォールの導入を決めており、契約済なので工事を待っている段階です。しかし、200万円もの大金を蓄電池に投入するのは頭がイカれてるでしょ?と国民の9割は思っているはずです。
テスラパワーウォールの魅力は、家の電源を丸々バックアップしてくれることで、例え停電でバチンと電気が落ちてもストックしてある10kWh以上ある蓄電容量が魅力です。災害が起きても、暮らし方を変えずにほとんど過ごせてしまいます。
ですが、私がこのパワーウォールを選んだのは災害用ではありません。普段使いで太陽光で蓄電池に電気を溜め込み、夜間や昼間に一切電気を購入しないという使い方をしたかったからです。そのためには、10kwh以上という大容量の蓄電容量が必要でした。
しかし、災害用と決め込んでいれば、別に高額な蓄電池を購入しなくても、比較的安価で持ち運びができるタイプも選択肢に入ります。
テスラ導入の話しはこちら
結論はEcoFlowポータブル電源
小さくても使いやすい、EcoFlowはかなり使い勝手が良い蓄電池です。

買うべきはこの2機種
サイトの中でも販売機種数が多く、はっきり言って混乱します。どれを選んだら良いかわからず、蓄電池の知識がない人は間違った機種を選んでしまうかもしれませので、2機種だけ紹介します。
DELTA Pro(デルタプロ) ¥440,000-

価格は高いながらも間違いのないスペックです。また、拡張性があり、蓄電池の容量を上げられるのも良いです。夜間や昼間の買電を抑えるために、蓄電池の容量上限をあげれば普段使いでも大活躍します。
出力:3kwh たくさんの電力を同時に使っても十分対応できます。接続する端子もたくさんありますので、屋内でも屋外でも使用可能。
蓄電容量:3.6kwh テスラに比べると雲泥の差ですが、持ち運べるところはかなりの強み。だいたいの蓄電池は重すぎて、一旦設置したら防火の観点から固定しなければなりませんが、EcoFlowの場合はコンパクトで屋外にも持ち出せます。ただ、45kgと相当重いので、二人掛かりですね。
充電サイクル:3000回 充電サイクルが最も重要です。古いスマホなど、すぐに充電がなくなってしまうことがありますが、蓄電池は使用すればするほど、蓄電容量が減っていきますが、デルタプロの場合は3000回使用しても80%程度の減少しかありません。ここがデルタプロを選んだ要因でもあります。安くても、すぐに使えなくなってしまったら意味がありません。オススメしていない製品の充電サイクルは800回程度となっており、全然寿命が違います。気をつけましょう。
DELTA 2 (デルタ2)¥143,000-

2022年8月発売の新商品であり、何が改良されたかというと、充電サイクルです。これも安価ながら充電サイクルが3,000回まで大幅に性能向上されています。旧型タイプだと800回なので、毎日使用したら2年程度で充電容量が減って行きますが、デルタ2の場合は8年以上経過しても充電容量が80%以上を維持するほど性能向上されています。
出力: 1.5kwh 大型家電などなければ十分な出力です。
蓄電容量:1.024kwh 少なめです。
充電サイクル:3000回 しっかりと改良されています。

容量が減っていますが、重さが12kgとかなり軽くなっているので、持ち運びが簡単です。家の中での位置を変えたり、キャンプに持ち出したりが楽々できるのは、とても便利です。
EcoFlowの費用対効果を考える

太陽光発電があるならば、蓄電池の導入は絶対にしたほうが良いです。
太陽光で発電した電気を蓄電し、買電を抑えることで蓄電池の購入コスト分を捻出するという考え方です。
毎日1kwhずつ太陽光発電の電気を蓄電し、買電せずに消費した場合は、
3000日のサイクルで3000kwh節約できる計算となります。
電気単価が40円とすると約120,000円もの節約となります。
ざっくりとした計算ですが、3000サイクル後に急に使用できなくなることもないでしょう。
デルタ2など、最新型の高耐久の蓄電池は十分費用対効果を得られるまでスペックが上がっていますので、安心してこの2機種は選んで良いと思います。
充電スペースをEcoFlowに集約する
蓄電池を普段使いにする場合は、蓄電池の設置場所は重要です
我が家の電気使用量はこのような感じでした。月間964kwhも使用しています。
このどの部分を蓄電池に置き換えるのかがポイントです。



充電設備の洗い出し

我が家にある充電する機器は、
ルンバ ・・・洗面所
スティック式掃除機 ・・・リビング
スマートフォン ・・・ダイニング
iPad ・・・子供部屋
ノートパソコン ・・・寝室
充電電池 ・・・リビング
LED照明 ・・・キッチン
くらいです。
これらをなるべく一箇所の部屋に集約し、充電することで、
エコフロー蓄電池を普段使いで使用して行きましょう。
コスパが良いのはAC充電

太陽パネルをオプションで購入するのがベストですけど、
やはり結構な追加費用となりますので、AC充電を活用し、
昼間の時間帯の太陽光発電の余剰発電を活用しましょう。
電気代単価が年々上がっており、売電するよりも自分で使用することで
電気代を抑えることができます。
蓄電池は値下がりするか?

最後に、蓄電池は今後どんどん値下がりするから、値下がりしたら購入します。という話しをよく聞きますが、投資の世界と一緒ですね。未来は誰にも読めません。いつ、どのくらい、値下がりするかどうかは、全く読めないので、しっかりと計算をして採算があうと判断できるなら購入したら良いと思います。
私は、夏冬の消費電力が1000kwhに迫る家族は、何かしらの電気代を抑えることは考えたほうが良いと思っています。太陽光パネルを設置していないならば、太陽光発電の導入を。太陽光発電しているのだったら、次は蓄電池の導入を。
たくさん電気を使うほど、何もしないと電気代の単価の影響をもろに受けてしまいます。賢く節約・生活して、より良い生活を送って行きましょう。
