2017年に新築を建てた際に5.6kwhの太陽光パネルを載せました。
幸いなことに、非常に売電単価が高い時期だったこともあり、少し計算しただけで投資回収ができると踏んで即決しました。
ですので、パネル選びやメーカー選びは全く参考にできません。言われた額を支払おうとしたら、逆ね値引きしてくれたくらいなので、もう少し値引きの余地はあったかもしれませんが、後悔は全くしていません。
支払額よりも、取付後のシュミレーションを自分でしっかりと行い、納得いく価格ならば導入すれば良いと思います。売電を買い取ってくれる制度がある限りは、たとえ売電額が下がった2022年でも、設備費用を回収できる計算はできるかと思います。
5年間の投資回収率は71.5%
故障していないので、初回の設備投資金額に対し、売電額と自家消費分を差し引いた分が費用回収額としました。
5年間で脅威の70%超え。

- 設備費用は約165万円
- 売電収益が91万円
- 自家消費分が27万円
投資回収が早い理由
電気・ガス併用住宅を選んだ
太陽光発電とオール電化は相性が良いですが、自家消費が大きくなるため、売電金額はどうしても減ってしまいます。我が家は、ガス併用を採用していたため、設備をガス寄りすることで、売電が多くなるようにしました。給湯はガス、床暖房もガス、コンロもガス、浴室暖房もガスを選びましたので、電力消費は抑えられた分、売電額が伸びました。
売電単価が高い
2017年の売電単価は1kwhあたり31円です。2022年に比べると大幅に有利な単価です。その分、設置費用は高かったですが、それでも初期の頃に比べるとかなり価格は落ちてきており、非常にバランスが良い時期に購入することができました。この前後数年に、事業用で20年間売電を決めた方は、かなりの収益を得ているかと思います。
当初2年間は節約生活をした
賃貸から引っ越しをしてきた最初の頃は、今までの暮らしの慣れから、節約生活を行なっていました。エアコンはしっかりと入切し、無人の時は全ての電気を切ってから家を出るという間欠空調と節約生活で、電気代はかなり抑えられていました。子供が小さく家を不在にする時間が多かったと言うのも節約生活ができた原因でもあります。
HEMS明細で分析する
詳細はこちら。
PanasonicのスマートHEMSを導入しているので、分電盤の個別で全て電力使用量が蓄積されています。3年分取り出してみると、傾向がはっきりと読み取ることができます。
ちなみに、なぜ築6年目なのに5年分ないのかというと、2年後にHEMSを自分で後付けしたからです。新築時に導入すると20万円以上の上乗せされるので、予算内で抑えるために、あえて後付けを選んでいます。

3大電気喰い家電

1位は圧倒的にエアコンです。夏・冬ともに2Fはエアコンをつかっぱなしにしますので、消費電力が大きいです。子供が小学生となり子供部屋を使う部屋が増えたために2台運用したために、年々上昇しています。
2位は洗濯機でした。洗面全体も入っていますが、ドラム洗濯機を一日2回程度使っているので、この金額で収まっていることが逆にすごいと感じます。ヒートポンプ最強です。
3位は食洗機です。海外製食洗機を1日1.5回程度回しますので、結構な金額いってしまいます。ただ、この点は全くケチる気はなく、今後もガンガン使っていこうと思っています。
番外編というか、4位は冷蔵庫。古過ぎですね。10年以上経過しているので、年間450kWhほど消費します。最新だと250kWhほどらしいので、本当に買い時なんだと思いますが、なかなか踏み出せません。真空冷蔵機能と、製氷機能が壊れていて、非常に不便なのですが、10万円以上払うのは嫌だな〜というケチ魂が邪魔をしています。
結論:導入して正解だった
太陽光発電については賛否はありますが、最初からしっかりと計画して、シュミレーションした上で導入すれば、これほど助かる設備はありません。たとえ、売電単価が安くなった現時点でも、設置価格をしっかりと検討した上で導入すれば、よっぽどマイナスになるということはないでしょう。電気は今後も使わなくなることはないですし、太陽光で作るほど手軽に創エネできそうなことは、今のところありません。
我が家のHEMSシステム
PanasonicのスマートHEMSシステムを導入しています。①分電盤に取り付けるキット+②通信キットの2つを購入することで、パナソニックのクラウド上にデータをどんどん蓄積してくれる仕組みです。
AiSEG2
モニタなしタイプだと半額程度です。モニタなしの場合は、WiFiなどで直接アクセスするか、スマホでクラウド経由でのアクセスです。
分電盤の取り付けオプション
このアダプタを分電盤に取り付け、計測します。パナソニックの分電盤の場合は、もっと楽なのですが、既存分電盤に全てのCTセンサーで電力を測る場合はこれが一番良いと感じます。