新築見積もりをもらってから、あまりにも高いので2ボール洗面を辞めようかと何度も思いましたが、なんとか実現することができました。毎日の通勤中の車の中で考えながらイメージを描き、ネット検索も時間を惜しまず行い、最終的にはパナソニックになりました。
パナソニック以外の2ボール洗面も、とても良い製品はありますので、まとめておきます。
LIXILの2ボール洗面(ルミシス)
LIXILの2ボール洗面はルミシスという商品です。
おそらく、大型施設のトイレとかにあるのはこの商品じゃないですかね。
工務店からの最初の提案はこのルミシスでした。
※HPより画像をお借りしています。
ですが、さすがに上記のようなフルスペックでの提案では予算を遥かに超え、価格が高すぎたのでしょう。
残念な理由が2点
鏡がスライドミラーの提案
家族5人の我が家として、この鏡は致命的な小ささ。ショールームで何度確認しても、取り合いになること間違い無し。収納も丸見え・・・
ボウル下の収納のカスタマイズができない
ショールームで確認したところ、ボウルがある下は必ず収納をつける仕様だそうで、ボウルがないシングルタイプにすれば収納なしを選べるとのこと。ということは、これ以上価格が下がらないので諦めました。タッチレス水栓とかきれいに見えるミラーとかタッチレススイッチとか魅力的ですが、機能を絞ると、鏡と照明さえあれば問題ないかなと感じます。
ちなみに鏡の曇り止めもおそらく永久ではないはず。鏡の発注時に曇り止め加工を見積もりしたらかなりの金額アップになりました。そもそも、我が家は洗面室と風呂が1部屋離れており、曇ることもありませんので、曇り止めは不要でした。
ただし、錆止めは必ずやったほうがよいとのことで、さび止めはお願いしました。
TOTOのシステムドレッサーESCUA(エスクア)
※HPより画像をお借りしました。
とにかく高い
上記のプランESCUA(エスクア)で96万円~(間口1500mm)のようです。
実際は定価から値引き+施工費となりますので、工務店により金額は違いますので、打ち合わせしてみないと正確な額は出ませんのであしからず。定価の50%なら良いですが、80%だったら手が出ません。この商品2017年6月発売のようで、既に建築後です。
そういえば、TOTOにはカタログでなさそうだったので洗面調査には行きませんでした。
他の設備でショールームには何度も行きましたが。家を建てるときって、標準仕様はこの設備ですと説明されると思います。一条工務店のように自社制作している工務店は別として、殆どが住宅設備メーカーのどれかをチョイスして標準仕様としています。
また、たいてい工務店仕様の定価なしタイプとなっています。
・住宅設備は、ほとんどのメーカーが定価が非常に高く設定されている。
・価格なしタイプだと量産型なので格安仕入れできるが、工務店経由でないと金額がわからず金額があいまい。
・メーカーと工務店の取引量で割引率が上下する。
・工務店の体力によっても割引率が上下する。
・メーカーの中の商品によっても割引率が上下する。
なので、価格交渉は非常に時間がかかりました。
また、工務店にも何度も交渉し時間を奪ってしまいました。あまり手を広げすぎると大変ですのでご注意ください・・・
IKEA グロモン洗面
IKEAなら、50,000円で買えましたが、
5年経過した2022年現在では、円安で2倍の100000円に値上げしてしまいました。
※IKEA様HPより画像を掲載させていただいております。
✓ 横幅が100cmと小さいこと
✓ 水栓ば別売りであり、選択肢が少ないこと
✓ デザインが決まっており、色が2色しかないこと
さえ問題なければ、激安で設置できますね。
最安値で2ボール洗面を作れるプロトパートナーズ
おそらく最安値で2ボール洗面を作れるのは、ネット通販で施主支給です。本気で検討しました。
プロトパートナーズ
IKEAやサンワカンパニーなどもありますが、小さめサイズで価格を絞るのではなく、通常の大型サイズで価格が抑えられているのがプロトパートナーズです。
1,200幅の2ボール洗面
本体が90,000円と激安価格。シンプルです。
1,600〜2,000幅の2ボール洗面
本体が120,000円〜と、これも激安価格。このサイズでこの価格は、大手メーカーでは出せませんね。
実際に見積もりを取って検討
見積もりを取ってみると、HP通りの激安価格。200,000円あれば十分セットが買えちゃいます。洗面台が一体式で継ぎ目もなく、掃除も楽そうで良さそうでした。2ボールカウンターと排水セット、ミズタニの水栓×2とセット内容も十分です。
ネックとなったのが、
① ショールームで実物を見れないこと
② 完全に施主支給となってしまうこと
毎日毎日使うものですから、実物を見れないのは致命的ですした。さすがにそんな賭けみたいなことできません。近くに採用されている施設などあれば見に行けばよかったのですが、そこまでは聞いておらず、この洗面台をヒントにパナソニックのLクラスラシスを検討するようになります。
施主支給は工務店の負担が大きいので控えめに
施主支給に関しては、かなりリスクを感じますので、最小限に留めた方が良いです。ネットでは施主支給を行うことで、住宅価格を下げる方法がたくさんありますが、やはり保証があいまいになるところが問題です。受け取り方法や保管方法、施工方法や段取り、傷や故障の対応など、もし何かあった時に動かなければならないのは、全て自分となりますので、施主支給はオススメしません。工務店経由で仕入れてもらいましょう。
桧家 フーガDuo
桧家住宅で家を建てないと採用できませんが、価格とデザインは十分に参考になりますね。
※HPより画像をお借りしています。
2016年9月発売。
価格:標準仕様から+35万円~
※標準はLIXILエルシィのようなので、実際は45~50万円が相場ですかね。
水栓がイタリアGESSI社のスタイリッシュな水栓と、ドイツNo.1老舗メーカーHANSA社製の2種類から選べるそうですが、シャワーができなさそうです。洗面台にシャワーが必要かどうかも暮らし方しだいですね。我が家の場合は、子どもが汚す服の洗濯に、朝の洗髪に必需品。
ただ、水栓も簡単に変えられますからね。上記の輸入水栓でも1.5万円程度。国産メーカーのシャワー水栓で3万~4万で購入できます。
また、洗面ボールは大きい方が良いかと思います。小さいと水はねが気になるし、何かと使いづらいです。
トクラス アフェット・セレクトボウルタイプ
写真の1,650mm幅でカタログより定価76万円
上質さはわかりますが、もう少しカラーなどHPの写真写りを良くしたらもう少し売れそうですが。カタログを見る限り、鏡はセットからはずせますが、キャビネットと洗面台は分けられないみたいです。LED付きの3面鏡が定価16万円でした。
横田建築様
一風変わっている価格体系。
※ HPより画像をお借りしております。
なんと、この会社は仕入原価率を公開しています・・・普通の家造り・リフォームでは考えられない手法。その上で、製造原価×30%前後が設計費用をいただく手法です。
ちなみにその取引会社により仕入れ原価は異なりますが、
Panasonicラシス 50%
LIXIL ルミシス 54%
TOTO システムJ 50%
各社最安グレード商品だと30%切るんですね。定価50万円の商品ならば40万円程度で完成。大体この原価で出してくれるところはないですから、良心的な価格設定で、非常に納得感があり良いですね。
ちなみに我が家には、一度ネット価格が間違えて送られてきて、あまりの安さに聞き直したところ、間違えました、忘れてくださいとの事。製品保証や取り付け・保管・従業員の給与など少しずつ利益を上げないといけませんしね。将来、会社が潰れてしまっても困りますので、納得して払いましたよ。
画像は造作洗面ですが、個人的にはベッセルボールと床排水はやめたいところ。デザインは良いのですが、掃除しにくいに尽きます。ボールはやはり一体式が良いです。ひと拭きで掃除が終わります。また、床排水は邪魔です。我が家はルンバ君が仕事中に掃除します。パイプにガツガツぶつかる姿が目に見えてきます。
マルダイ様
株式会社マルダイ様の家具部のコンテンツがすごい参考になります。
長年に渡り制作してきた膨大なコンテンツをPDFで公開しています。
すべて造作なので、価格まではわかりませんが、この図面どおりに大工さんにお願いすれば作ってくれるかもしれません。