ミーレ純正食洗機用洗剤以外でも問題なし

たくさんの食洗機用洗剤を検証してみた

ねこねこ

ミーレは純正洗剤しか使っちゃいけないんだよね?

イモリイモリ

全然大丈夫!ただし、投入量は守った方が良いね。

実際にミーレを使って、様々な食洗機用洗剤を検証してみました。

ミーレの説明書を見ると、「純正の洗剤を使用してください」という注意書きはどこにもなく、一般的な家庭用食洗機用の洗剤を使用してくださいと書かれています。

要は、食器洗い用の泡が出るタイプはダメで、これで故障した場合は保証してくれない場合があります

注意しましょう。

ミーレの洗剤投入量について

特別な指示はないでしょうから、タブレット1個、または汚れにより20〜30mLの洗剤を投入します。

食洗機用洗剤の種類について

タブレット洗剤

粉末が薄いフィルムで粒になっているため、細かな洗剤量調節できませんが、洗浄力は抜群です。また、投入時に計量がめんどくさくないこともメリットです。手も汚れません。

粉末洗剤

粉末状態の洗剤をスプーンで計測しながら投入するタイプです。アルカリ性で洗浄力も強力で、洗剤投入量が変えられることがメリットです。コスパを良くしたい場合は、粉末がベストでしょう。

液体洗剤

ミーレ純正洗剤(タブレット or 自動投入タイプ)

様々な汚れ落としやグラスを輝かす成分が入っていて、最終仕上げのリンス成分も入っており、20gとボリュームがあるタブレットです。当然洗い上がりは素晴らしく、これで洗浄力が足りないということはないでしょう。

ヨーロッパなどの地域では硬水であるため、食洗機には、様々な洗浄成分に加え、塩・リンスまで投入しないといけないので、オールインワンといって、全ての成分を配合したミーレ純正洗剤は、重宝されているのかと思います。

ミーレ純正洗剤を割ってみると、厚みのあるフィルムにビックリします。純正洗剤は、ミーレ以外では使われないために、プログラムに最適なタイミングで溶けるように作られています。ですから、厚みのあるフィルムで中身を限界まで保護し、リンス成分が効くように考えられているのでしょう。

黄色い粒がリンスでしょうか。通常リンス剤は、すすぎ時に3mL自動で出るようにセットされています。たった3mLですが、水切れがよくガラスなどはこのおかげでピカピカに仕上がります。その成分を洗剤に詰め込んでいるところは、さすが専用洗剤です。

デメリットはコストパフォーマンス

とても高いです。一粒60円程度しますので、毎日使うだけでも年間20,000円を超えてきます。

手洗いしている家庭では、安い洗剤とスポンジで月間数百円で済んでしまいますから、比較すると非常に高く感じでしまいます。それでも、使い続ける方も多いのが純正洗剤で、信頼度が違います。お金に余裕がある場合は、純正を選んでおけば間違いはないでしょう。

通常の店舗では、ほぼ売っていませんので、公式ミーレオンラインストアから会員登録しての通販がオススメです。ネット購入だと輸入販売となるので高額に販売されているサイトもあるので注意してください。円安なので仕方がないところかと思います。

ポイントキャッシュバックがありましたが、2024年1月17日から10%→1%にキャッシュバックが引き下げられたのでお得感が大幅に減りました。大量購入で送料を無料にすることは可能です。また、全国にあるミーレショップでも購入できます。店舗数は少ないですが、送料に関係なく単品から購入できるのは魅力です。

メルカリなどでも中古品で安く買える場合もあります。新品のミーレ 食洗機を購入すると、クーポンで洗剤を安く購入することができます。そのまま安い洗剤に乗り換え、純正洗剤は高級すぎるので、売り払ってしまう方も多いようです。

Miele公式サイトは季節ごとにセールを実施する

ミーレ公式サイトでは通常1%のポイントキャッシュバックとなってしまいましたが、よくセールを行います。送料もありますので、送料無料となるまでまとめ買いをするのが、純正洗剤をお得に買うコツです。特にAutoDos専用洗剤はミーレ公式でしか購入できないので、毎回投入するのがめんどくさいという方はセール期間はチャンスです。

  1. タブレット洗剤 20粒 3,960円
  2. リンスエイド500mL 2,750円
  3. 庫内洗浄剤インテンスクリーン 1,980円
  4. PowerDisc(自動投入用)400g×6個 10,780円

最新ミーレにはオートドスの洗剤自動投入

最近のミーレ食洗機には、洗剤の自動投入機能がついており、専用の自動投入洗剤もあります。さらに洗剤代が割高となりますが。自動的に投入してくれるので、圧倒的に食器洗いが楽になるとともに、少量洗いが多いなど、食洗機の使い方によってはタブレットよりも無駄遣いはしないかもしれません。

ただ、やはりコストパフォーマンスが問題で、互換性のある洗剤自動投入洗剤や詰め替えパックなどが出てくることを期待します。

中身はこんな感じのパウダータイプ

おそらく、タブレット型と中身は一緒で、オールインワンのリンス入りの高級なツブツブです。どっしりとした重さとデカさがあります。

気になって、洗剤を分解してみましたけど、謎が解けませんでした。他社にはマネされなさそうな気がします。

フィニッシュ オールインワンプレミアムパワーボール

高級すぎる純正ミーレ洗剤の代替として、フィニッシュの大粒タイプのタブレットが、ネットでまとめ買いできてオススメです。

コスパは圧勝

一袋で1ヶ月以上持ちコスパがかなり良くなっています。ネットでのまとめ買いで送料を無料にすることで、コスパを最大化できます。Amazonだと定期便もさらに安くなる方法の一つですが、毎月は必要ありませんね。

ミーレに負けない洗浄力

海外製食洗機は庫内が大きいので、小さな国産食洗機用のタブレットタイプの洗剤の場合は、少なく投入しがちになります。最初から大粒タイプを購入し、適正な洗剤投入量を守っていきましょう。洗剤はケチってはいけません。

ミーレ純正洗剤には負けますが、一粒18g。十分な量ですね。

洗剤を割ってみると、フィルムは薄めで、赤・白・青ときれいに別れていました。タブレットを覆うフィルムが薄いことで、海外製食洗機だけでなく、国産の深型食洗機などにも幅広く使え、洗浄力の高い洗剤として人気があるのでしょう。

たっぷり60回分に騙されるな

国産浅型食洗機用の洗剤って、詐欺とまでは言いませんが、洗剤の投入量が少なすぎておかしいと思います。重量を計ってみると同じフィニッシュでも、パワーボールとパワーキューブの差が一目瞭然です。

パワーボールは、国産用の小さなタイプのフィニッシュパワーキューブの約4粒分。60回分と書かれていますが、4粒ずつ使ったら、たったの2週間しか持ちません。国産食洗機と洗浄力が違うのは当たり前ですよね。

ミーレ純正の洗剤と比較しても、洗剤投入口がいっぱいになるボリューム感です。

コストコの94個入りは、コスパ最強

毎日使っても3ヶ月以上持ちます。コストコで売っているものが、ネットにも出品されています。

裏面に紙ラベルを貼り付けだけという、輸入したのが丸わかりな仕様です。円安で徐々に価格が上がっている気がしますが、それでもコスパはさらに上がります。ご利用は自己責任でお願いします。

P&G ジョイ ジェルタブ

フィニッシュにも匹敵する洗浄力

ミーレやフィニッシュオールインワンに次ぐ大きさのタブレット洗剤です。見た目から硬いタブレットと異なり、透明なフィルムで優しく包まれているパウダー洗剤といった感じです。

重さは17gでした。国産食洗機に入れるパウダー洗剤量が大体7g程度なので、それでも倍の洗剤量。汚れ落ちが良いのは当たり前でしょう。

最大のメリットはスーパーでよく売っていること

大型食洗機用の洗剤って、なかなかリアル店舗には置いていません。手洗い派や、国産食洗機が多くのシェアを占めていますので、パウダーや小さなタブレットがスーパーでは売れ行きが良いのでしょう。しかし、このP&Gのジョイジェルタブは、スーパーには必ずと言って良いほど置いてあります。送料抜きで1袋から購入できたり、ポイントを使って割安に買えたり、セールなども活用できるのがメリットです。

無香料ではない

洗い上がりは関係ありませんが、袋の中は結構な匂いがします。ツンと鼻を突くような匂いで、個人差がありますが、私はあまり好きではないので、検証に使用した一袋のみ使って見ましたが、あまり慣れることはできませんでした。

フィニッシュ パワー&ピュア パウダーなど

メリットはとにかく安いこと

パウダータイプは近所のスーパーにも品揃えがありますので、もともと安い洗剤がセールやポイントキャッシュバックでさらに安く買うことができます。一旦買ってしまえば、洗剤投入量は自分で調節できますから、国産食洗機でも海外生食洗機でも関係ありません。安いは正義です。

近所のスーパーではこんな1.8kg入りの特大パックが激安で売っていました。通販だと送料が結構かかるレベルの大きさですので、近所で安く帰るというのは本当に便利です。

洗浄力は安定しない

ミーレの洗剤投入口にタブレット並みの15g〜20gをいっぱい入れる方はどのくらいいるでしょうか?ほとんどの方は少なめに入れてしまうのではないでしょうか?

海外生食洗機は食器の量が多かろうが少なかろうが、水の使用量は変わりませんので、安定してたくさんの洗剤を投入する方が良いです。パウダーだとついついケチって、投入量を控えめにしてしまいがちですので、洗浄力は安定しない結果となります。パウダー洗剤を使用する方は注意しましょう。

手間がかかる

パウダータイプの場合は、詰め替えの手間があります。詰め替え用の袋のままでは使用しずらいので、定期的に箱型の洗剤容器に詰め替える必要があります。食洗機に投入する際にも計量する手間があり、タブレットに慣れてくると、とても面倒臭く感じます。

花王 キュキュットウルトラクリーン

中性の液体(ジェル)タイプは食器や調理器具に優しい

食洗機は機械で全て洗い上げるため、強力なアルカリ性の洗剤が多いですが、その分、調理器具や食器の中には使えないものが多いです。しかし、中性タイプの食洗機用洗剤を使うことで、その調理器具や食器を投入しても問題なくなる場合があります。実際には自己の責任において試してみないと分かりませんが、食洗機使用の幅が広がることは間違いないです。

この後、たくさんのデメリットを並べますが、海外製食洗機と液体タイプの洗剤の相性は良くありません。調理器具や食器を優しく洗い上げるより、パワフルに洗って、壊れたら買い換えるくらいの気持ちで使った方が良いかと思います。

洗浄力は弱い

強力なアルカリ性の食洗機用洗剤に比べると、洗浄力は明らかに落ちます。それでも、海外製食洗機は高温での洗浄で汚れ落ちは悪くないと感じるかもしれませんが、国産と違い予洗いを全くせず、食洗機任せにするので、少しでも汚れが落ちるアルカリ性を使用した方が良いでしょう。中性タイプは、普段使いではなく、洗剤の使い分けを行う上級者向きです。

予約は使えない

海外製食洗機は、最初に排水を行ってから給水を始めるようにプログラムされています。液体タイプは隙間から洗剤が漏れ出しますから、予約して長い間放置すると、洗剤は全て食洗機の下部に流れてしまいます。そして、スタートボタンと同時に一度排水されますから、洗剤はほとんど排水されます。ですので、液体タイプを使用する場合は、洗剤投入後にすぐにスタートさせ、予約機能は使わないようにしましょう。

手間はパウダー以上

液体タイプの場合は、ボトルの詰め替えの手間があります。詰め替えボトルのまま使用ができませんので、パウダー以上に手間がかかります。食洗機に投入する際にこぼしてしまったり、一回一回の計測する手間もパウダー以上です。ただし、キュキュットウルトラクリーンの本体はプッシュボタンがついていているので、計測せずに感覚で6gなどを押し出すことができます。これは楽ですが、入れすぎには注意しましょう。

コストはタブレット並み

液体タイプはあまり安くありません。また、ケチって使用量を減らすと明らかに汚れ落ちが悪くなります。かといって、規定量以上を使い続けると、コストパフォーマンスが落ちます。やはり、調理器具などを投入した際に絞って洗剤を変えるのがベストだと思います。

ミーレ 純正リンスエイド(乾燥仕上げ剤)

意外にコスパ良いミーレ純正

乾燥仕上げ剤を使用すれば水切れがさらに良くなります。国産食洗機と違って乾燥機能が弱く、余熱乾燥システムです。 洗剤ケースにリンスを投入しておくと自動的に毎回仕上げ剤を入れてくれるシステムを20年前から導入しています。初期状態では毎回3mlずつ使用していくので、一本買えば、かなりの期間ほったらかしでも問題ありません。500ml入りなので、半年近く持つ計算です。

ストッパー付きで補充時にこぼれにくい

ミーレ純正のリンスエイドは、本家らしく細やかな気遣いがあります。逆止弁というか、逆向きにした時にリンスがこぼれにくい構造になっています。リンスは毎回3mgずつ投入されるのですが、それでも投入じにこぼしてしまうと何十円の損失となります。そんな悲しい気持ちにさせない思いが伝わってきます。

価格が高い

ミーレオンラインストアで売っています。1本で買うと送料がかかるので、まとめ買いする必要があります。その他の方法としては、メルカリやヤフオクなどで、海外直輸入や使いかけを販売されたりしているので、こういったものを購入すると価格はグッと下げられます。

フィニッシュ リンス乾燥仕上げ剤

ネットでまとめ買いすると安い

海外食洗機用のリンス剤は、スーパーに売ってないのでネットで購入する必要があります。フィニッシュは売っている店舗が多いので、まとめ買いすることで、送料を抑え、かなり安く購入することができます。ただ、大量購入すると在庫を抱えてしまうので、ミーレのリンスエイドでも良い気はします。

海外製食洗機は余熱乾燥ですので、国産に比べて明らかに乾燥機能は弱いです。だからこそ、しっかりとリンス剤は投入しておかないと、食器の水切れが悪く、ビチャビチャな仕上がりとなります。リンスは切らさないようにストックしておきましょう。

工夫して家事時短実現しつつ、コスパ良い食洗機運用を目指して行きましょう!