電気代の基本料金をゼロにしたかった

※ 2022年10月に更新し、大幅に記事修正しました。
2022年に入り、電気代はうなぎ上りに上がっていますね。
そんな電気代をせめて基本料金だけでもゼロにして節約できないか?
誰でもそんなことを考えたことがあるかと思います。
我が家の場合は、基本料金が、月額1487円なので、
年間にすると、17,844円。削減できれば、結構大きいですね。
10年間にすると、178,440円とさらに大きな金額になります。
楽天電気に乗り換えて失敗した過去

我が家では、電力自由化になった際に、
さっそく楽天電気に乗り換えた過去があります。
しかし、結果は失敗に終わりました。
基本料金がゼロになる分、
使った分の電気に対しての単価が上がるので、
年間を通して計算し直すと、
支払額が多くなってしまっていました。
理由は、家族が多く古い家電も多く使用しているため
月間の電力使用量が想定以上に多いためでした。
乗り換え自体はめちゃめちゃ簡単で、
スマホの契約会社変更より数段ラクです。
クレジットカードさえあれば、
会社と日付決めてポチポチするだけで出来ちゃいます。
再度、大手電気会社に戻る

電気代をシュミレーションする場合は、
家族の成長と共に、
家全体の電力使用量の推移を考えることが大切です。
我が家では、子供が3人とも保育園児だったときに、
シュミレーションしていたので、
子供が大きくなるにつれ、個室での時間が増え、
パソコンや家電製品も増えていき、
電気使用量も想定を超えて上がっていきました。
これが失敗の原因です。
そこで、1年も経過しないうちに
夜間電力の安い、元々の大手電気会社に出戻りしたのです。
2022年10月最新版の電力会社選択3パターン
①電気代の基本料金ゼロ(Looop電気)

月間使用電力量が50kwh以下で暮らせるような、極端に使用電力が低い家庭は、検討の余地があります。
一人暮らしや、共働きでもほぼ家にいない家庭、最新家電を導入していて、電気をあまり使わない家庭でも、この電気使用量では無理でしょう。電気なしでは、今の世の中は暮らしていけません。特に、大量に電力を使う家は、基本料金ゼロプランには向いていませんので、気をつけましょう。
蓄電池を使用して電力会社からの買電を最小限に抑える家庭くらいしか、恩恵を受けれません。
今後の我が家も、パワーウォール蓄電池を設置しますので、基本料金なしの電力会社も検討していこうと考えています。
蓄電池の設置後

蓄電池の使い方にもいろいろありますが、我が家は昼間に、蓄電池への蓄電を優先し、夜間に使用する電力を、太陽光で発電した電力を使う方式で考えています。
蓄電した電力を夜間に使うと、電力会社から購入する電力が最小となります。運用の仕方によっては、月間200kwhどころか、もっと少なくすることが可能となります。
今後、10年間の太陽光発電の固定買取制度が終わった後は、このような蓄電池導入が進んでいくと思いますので、蓄電池導入とともに、電気会社の乗り換えを検討する方も多くなってくるのではないでしょうか?
月間50kwh程度しか使用していないと、基本料金1,500円+従量料金2,000円なんていう基本料金比率が非常に高い状態になってしまう可能性があります。ちょっと勿体無いですよね。
基本料金ゼロの電気会社はLooop電気一択

2022年に入り、原油の輸入が厳しくなったことにより、電力の需給バランスが崩れ電気の仕入れ単価が高騰し、新規参入していた電気会社が次々に撤退していきました。
その結果、基本料金ゼロで運営している電気会社も減ってしまい、選択肢がほとんど無くなってしまいました。電気会社が儲からなければ運営を維持できないのは当然ですよね。
そんな中、加入を一時停止していたLooop電気がようやく再開。若干、電気代の単価は上がりましたが、使いようによっては許容範囲かと思います。大手電気会社も、毎月毎月上がっていて、2020年10月には大手10社の燃料費調整単価は上限に到達しました。年末には各社の燃料費上限が撤廃され、2023年冬の電気代は恐ろしいことになりそうです。
Looop電気は、比較的安定した経営

Looop電気は、他の新規参入の電力会社とどこが違うのかというと、2011年から「My発電キット」という太陽光発電システムの販売業者でした。圧倒的に安価で設置できる独自なシステムです。
その後に、電力販売会社に参入しているので、再生エネルギーを世に広めたいという理念の強さが違います。他の電力会社はおそらく電力自由化で儲かりそうだから参入してきたところが多いかと思います。なので、儲からずに赤字になったら早々と撤退していきました。
Loop電気は太陽光発電の設備を販売してから、電力の小売事業とともに、電力の買取も増やしていきました。ですので、2022年のウクライナ情勢が悪化した後に、電力の仕入れ単価が急騰した後も運営を持続できているのだと思います。

市場連動型の燃料費調整費には注意

現在は、基本料金がゼロで、使った電気使用量に対し、一定の単価で計算されています。既にLooop電気では市場連動型に切り替えていて、燃料費調整費が調達価格により上下します。
電力需要が逼迫するような、太陽光発電が機能できない日や夜間は、太陽光パネルで作った電力が仕入れられないので、電力の需要も高く、価格が上昇。逆に太陽光発電が機能する日は、電気が余ってしまい、電力が安くなる。この電力仕入れの平均値を取って毎月の価格が決まって行くので、必然的に夏場は高く、春・秋はリーズナブルにな価格に落ち着きます。
表面上の電力単価だけで契約を決めると、痛い目を見ますので、よく検討して電力会社を選びましょう。
②キャッシュバック狙い
電気料金とドコモポイントのキャッシュバックを組み合わせたのがドコモ電気です。
グリーンプランなら最大10%のキャッシュバックがあり、どこでも使えるドコモポイントがもらえるので、通信費を相殺したり、買い物に使ったりすることで、家計のトータルコストを抑えることができます。

③大手電力会社のまま継続
大手の電力プランで電力供給されている場合は、今後も継続する方法です。
プランとしては一番楽ですが、国や電力会社にかなり依存した状況になり、節約や生活スタイルなどの工夫が必要となります。
結論

考えるのがめんどくさいような方は、大手電力会社から変更しないのが吉です。そして、燃料費調整費の上限がある旧プラン「従量電灯B」も検討の余地があります。
電力会社を変えるのは、リスクがありますが、今はあまり大きなリターンはありません。
しかし、電力消費が極端に少ない家庭や、蓄電池を導入して買電量が極端に少ない家庭は、電力会社の乗り換えを検討する価値は大いにあります。
電力会社の乗り換えのシュミレーションもありますので、気になる方は、まずはやってみましょう!

パワーウォールの設置は、まだまだ遠い
契約は春だった気がしますが、全然連絡が来ないので、まだまだ先のようです。
少しずつTwitterなどでも設置報告はあるので、国内に入荷はしているのでしょうけど、車の製造が最優先されているのでしょうね。
パワーウォールを導入した後に、電気会社を変更したらまた続編を書きたいと思います。