我が家は、吹き抜けがありませんでしたので、小屋裏部屋は夏と冬には過ごせない状態になります。夏は暑く、冬は寒すぎます。特に夏場の暑さは尋常ではありませんでした。

憧れの全館空調に近づきたい

よくエアコン1台や2台で、住宅全体を冷暖房し、快適に過ごせるという空調コントロール術がインスタなどで出てきます。吹き抜けがない我が家では、リビング+各部屋の5箇所でエアコンをつけても、住宅全体が均一の温度になることはありません。とくに1階と小屋裏の温度差が全く違うのです。

そこで、後付けでもエアコン数台で建物全体での空調管理ができないか考えました。

カウンターアローファンを使えば解決

イメージはこのような感じです。上下階をつなぎ、大風量を送り込むことにより、階段から冷気が降りてきます。カウンターアローファンなので、逆回転も可能です。夏場の暑い空気を一気に脱衣室に引き込み、階段からゆっくりとエアコンで冷やした空気を持ち上げる流れにもできます。

DIY前後の比較感想

建物全体の温度が均一に近くなります。また、階段が常に扇風機の微風のように風が流れており、風の流れを常にかんじることができるようになります。比較的シンプルな構成なため、DIYでやるより、最初から新築で安価でできればなぁ〜と思います。

カウンターアローファンのDIY費用

合計約50,000円でした。

  1. カウンターアローファン 20,000円
  2. 吸排気ダクト 5,000円
  3. ダクト 10,000円
  4. 石膏ボード・クロス等 10,000円
  5. 配線・スイッチ 5,000円

子供部屋に、上下貫通させるパイプスペース作成

ここが肝です。天井と床に穴をあけ、上下階を貫通させます。

パイプスペース作成方法

1.設計図面作成し、部材購入

150φのダクトの4隅を角材で組み、その周りを石膏ボードを貼り、さらにクロスを貼れば完成です。

2.床下貫通

浴室の天井部分に出ます。貫通させる場合は、下の階のどこにくるのかしっかりと確認してから行いましょう。失敗すると取り返しがつきません。

3.仮組み

ダクトを接続しつつ、仮組みしていきます。

4.断熱材施工(防音)

ストレートなため、薄い断熱材と石膏ボード一枚でも音は全く気になりませんでした。

5.パテ処理・クロス貼り

角は割れやすいので、コーナー材を使うと良いでしょう。

6. 兼用の給気口・排気口作成

小屋裏部屋と脱衣室に給気口、兼排気口を設置します。

7.カウンターアローファン設置

縦に設置しました。150φですけど、かなりの風量でうるさいです。通常の部屋にはうるさくて設置できません。

今回使用した部材

カウンターアローファン

150φのタイプはカウンターで使用できますが、100φのタイプは一方通行でした。間違えないように購入しましょう。私は間違って100φを2個購入してしまいました。これもDIYあるあるの無駄購入ですね。

クロス下地コーナー材

アクリア断熱材