成長に合わせて家を変える楽しみ
新築時は広々と使っていた子供部屋も、子供の成長とともに「自分だけの空間が欲しい」という声が出てくるもの。
我が家でも、当初は大きな一部屋だった子供部屋を、間仕切り壁を自作して2部屋に分けていました。子供が小さいうちは、壁の上部とミニドアでつながった「半分だけ仕切られた部屋」で十分だったのですが、小学校中盤にもなるとプライベート空間の大切さが増してきます。そこで重い腰をあげて、間仕切り壁の最終仕上げと漆喰塗りにチャレンジしました。
仕上げに選んだのは「漆喰」。難しそうに見えて、実はDIY初心者にこそオススメしたい素材です。プロに頼めば「ただの壁」ですが、自分で塗れば、家族の思い出が刻まれた「世界に一つだけの壁」になります。
ビフォー
施工前。上部と行き来できる扉が残っていて、隣の部屋とつながっている状態でした。

アフター
扉も上部の開口部もすべて塞ぎ、漆喰で仕上げました。

子供部屋間仕切りのDIY施工
石膏ボード貼り付け+パテ埋め
下地はすでにできていたので、石膏ボードを購入してサイズに合わせてカットし、貼り付けるだけ。
パテ埋めは仕上がりを大きく左右する工程なので、丁寧に。パテを盛ってからしっかり平らに削り、表面の段差をなくしておきます。

漆喰のための養生
漆喰は垂れたり飛んだりするので、塗らない部分はしっかり養生します。今回はコンセントも増設したので、その周りも忘れずに養生しました。
使用するのは前回同様、練り込み済みの漆喰「うま〜くヌレール」。水を入れてこねる必要がなく、フタを開けたらすぐ塗れる超便利アイテムです。

両面同じ作業を行う
片面が終わったら、反対側の部屋も同じ手順で進めます。

全体面へ漆喰塗り
角の隙間はいったん気にせず、まず全面をざっと塗っていきます。
新旧の壁の境目は乾燥時に割れやすいので、その場合は2度塗り・3度塗りで対応しましょう。

角を養生して、仕上げする
四隅をシャープに仕上げるために、角部分を養生してから塗り直します。

コーキング仕上げ
角の見た目が気になる部分はコーキングで仕上げて、ラインをきれいに整えます。

巾木材を取り付けて完成
最後に扉部分の巾木を取り付けて完成です。
写真で見る限り、扉があったとは思えない仕上がり。よく目を凝らすと新旧の漆喰で微妙に色味が違いますが、ほとんど気にならないレベル。DIYとしては十分な出来栄えです。

【失敗談】ファイバーテープをサボったら1年後に割れました
ここで、声を大にしてお伝えしたい失敗談を一つ。
実は以前、漆喰を塗った継ぎ目にファイバーテープを貼らなかったことで、約1年後にくっきりとひび割れが発生してしまいました。
最初に施工した下側は、継ぎ目にファイバーテープを貼ってしっかり下処理をしていたので、1年経っても割れなし。
一方、2回目の施工となる上側は、「まあ大丈夫だろう」とファイバーテープの工程をサボった結果、見事にひび割れが発生。

石膏ボードと石膏ボードの継ぎ目は、温度や湿度の変化、家のわずかな揺れで必ず動きます。その動きを吸収してくれるのがファイバーテープ(メッシュテープ)の役割。パテ埋めの前にファイバーテープを貼るだけで、数年後の見た目が劇的に変わります。

これから漆喰DIYに挑戦する方は、絶対にこの工程を省かないでください。
間仕切りと漆喰塗りのコツ
費用 20,000円
前回購入した練り込み済み漆喰を使い切ったので、今回の主な出費は漆喰代でした。
うまく間仕切りを作るコツ
結論から言うと、道具をケチらないこと。これに尽きます。
今回特に役立ったのが、レーザー水平器(墨出し器)とレーザー距離計。アフィリエイト目当てでオススメしているわけではなく、本当に「これがなかったら定規でズレまくっていただろうな…」と心の底から思える便利さでした。
誰が測っても水平・距離が狂わないデジタル系の道具は、安いものでもいいので必ず揃えましょう。仕上がりへの影響が段違いです。
そして、練り込み済み漆喰「うま〜くヌレール」も間違いなくオススメ。少し高いですが、漆喰を水で練る重労働をまるごと省けるので、初心者ほど価値があります。
【まとめ:後からDIYで、家はもっと好きになれる】
完成した新しい壁は、既存の壁と並べても遜色ないクオリティになりました。
「子供のために部屋を仕切る」という作業が、漆喰を取り入れることで「家族の住まいをアップデートする」最高に楽しいイベントに変わります。手軽に始められて、一生モノの愛着が湧く漆喰DIY。
そして最後にもう一度。継ぎ目には必ずファイバーテープを! 1年後のあなたを助けてくれます。
あなたも挑戦してみませんか?


