キッチンの高さと水栓の後悔をゼロに。中古活用とDIYで理想の設備を「後付け」するコスパ最強の戦略

🛠️ 諦めないで!キッチンの高さと水栓もDIYで理想通りに大変身 ✨

注文住宅を建てるとき、コストを抑えるためにキッチンのグレードを下げるという選択は、決して間違いではありません。例えば、クリナップの工務店向け仕様である「KTシリーズ」などは、ステンレス天板が選べて非常にコスパが良い優秀なキッチンです。しかし、価格を優先した結果、どうしても譲れないはずだった「使い勝手」が犠牲になってしまうことがあります。

その代表例が「キッチンの高さ」と「水栓の性能」です。

一般的にキッチンの高さは、身長÷2+5cmが目安と言われていますが、標準仕様では85cmしか選べないことも。たった5cmの差ですが、毎日何時間も立つ場所ですから、前屈みの姿勢が続くと腰への負担は相当なものになります。また、標準的な水栓は位置が低く、大きな鍋や水筒を洗う時に蛇口にガツガツ当たってしまうというストレスも。

こうした「新築後悔」を抱えたまま、何十年も使い続けるのは勿体ないですよね。そこで登場するのが、キッチンを丸ごと5cm底上げするという、驚きのDIY術です。

「キッチンを上げるなんてプロにしかできない!」と思うかもしれませんが、仕組みは意外とシンプルです。キッチンのキャビネット下に、45角の木材などで作った「台輪(だいわ)」と呼ばれる土台を滑り込ませるだけ。もちろん、ガスコンロや給排水の接続、壁への固定ネジを外すといった手間はかかりますが、材料費だけなら約1万円程度で済んでしまいます。

ガス管の長さに余裕があるか、止水栓(水の供給を止めるバルブ)までの配管が届くかといった注意点はありますが、これを乗り越えれば、念願の「高さ90cmキッチン」が手に入ります。さらに、この高さアップは、憧れの海外製食洗機「ミーレ」などを導入する際にも、食洗機に食器を入れるためにしゃがむ距離を縮めることになり、たった5cmの違いでも腰の負担がグッと楽になります。

そして、もう一つの不満点である水栓。これも、メルカリやヤフオクなどの中古市場を活用すれば、憧れの「TOTO ほうき水栓」のような高級モデルを1万円前後で入手できることがあります。本来はTOTOのシステムキッチン専用品とされるような設備も、実は規格さえ合えば他メーカーのキッチンに取り付けることは可能です。自分たちの手で、給水配管の種類を学び、シールテープ(水漏れを防ぐ白いテープ)を巻き、コーキング(隙間を埋める防水処理)を行う。この過程で身につく「水回りのメンテナンススキル」は、今後長く家に住み続ける上で、何物にも代えがたい財産になります。

DIYでの作業は、時に壁にぶつかり、失敗することもあるでしょう。コーキングがプロのように綺麗にいかず、少し歪んでしまうかもしれません。でも、自分で選んだ設備を、自分の手で居場所を作ってあげたキッチンには、既製品をただ買っただけでは決して得られない深い愛着が湧くものです。「予算がないから」と諦めるのではなく、自分たちの手を動かして理想を形にする。そんな「第2ルート」の家づくりこそが、後悔をゼロにし、暮らしを豊かにする最高のスパイスになるはずです。

キッチンの解体ついでに高さを上げる

DIYじゃ大変だから、新築時に間違えないこと

キッチンをたった5cmの高さを上げるだけと思ってしまいますが、検索してもほとんど出てこない内容です。

そもそも、大人は身長が伸びるわけでもないのに、新築時に肝心のキッチンの高さを間違えるな!ってことなんでしょうけど、キッチンが標準仕様で高さが変えられない場合や中古住宅で好みの高さではないキッチンだった場合には参考になるはずです。子供が成長して調理をするときなども、高さ変更かけるタイミングかもしれませんね。

高さを上げる土台をDIYで作成

やり方はいたってシンプルで、キッチンの下に5cm程度の台を作成して、キッチンを丸ごと上げる作戦です。

後々知りましたが、クリナップからは5cm上げる土台が各種のキャビネット幅で購入することが出来ました。工務店で断られて、すでにキッチン発注済みだったために諦めましたが、早めに伝えていたらキッチンカスタマイズではなくても、後付けで変更できたかもしれません。

今まで、泣く泣く我慢していましたが、土台をDIYしてキッチンを乗せることで、市販のキッチン台輪と同等のことが出来ました。これで念願のキッチン高さ90cmです。

キッチンの高さ85cmでも海外製食洗器ミーレは入りますが、高さが90cmになった方が、5cm高くなり食器を入れるのも楽になります。日々の作業なので、小さな変化でも、何度も何度も繰り返す作業なので、とても大事です。


自作のキッチン土台

海外食洗機DIYでキッチン解体

数日間、我が家のキッチンは傾いていました。 ここまで解体しないと、浅型食洗機から海外製食洗機への交換ができませんでした。なんと、不便なことでしょうか。本当に浅型食洗機はオススメしません。せめて深型の食洗機にしましょう。

ここまで解体したなら、水栓や高さを上げるのも簡単だろうと思い、新築時に失敗した!と思ったキッチン高さと水栓の交換に踏み切りました。食洗機交換もなく、単純に水栓や天板高さが不満でしたら、リフォームを依頼した方が確実かもしれません。

キッチン下に5cmの土台を入れる

見た目はあまり変化ないですが、キッチンの5cmの差はかなり大きいです。

水栓側のキャビネット下に土台を滑り込ませます。

コンロ側も同様に土台を入れます。その後、天板を元に戻すだけの作業ですが、結構な大変な作業でした。

想像以上に大変な高さ変更

イメージ的には、大工さんがキッチンの下に木材を入れれば良いだけじゃん、って思っていましたが、やってみるとやはり大変でした。

ガスコンロがなかなか外れない

ガス栓は若干の遊びの距離があったので、引っ張って外さないで作業が出たので良かったですが、下手したら都市ガス屋さんを呼んでガスホースを外してもらわないと作業が進まなくなるところでした。ガスホースの長さはしっかりと確認してから始めましょう。

止水栓からの距離が変わる

水栓までの距離がほんと数センチですが変わるので、止水栓に届かなくなってしまいました。本当にギリギリの設計で組み立ててるんですね。今回はホームセンターへ行って、5cmと10cmの延長の継ぎ手を購入し、止水栓からの距離を延長させました。

シールテープとパッキンの違いをここで理解しましたが、ミスしてTwitterにアップすると、設備屋さんにボコボコにされますので気を付けましょう。

壁に固定しているネジがなかなかはずれない

とにかく固定ねじが多くて、作業スペースが狭くて、やりづらかったです。

排水が臭い

キッチン解体後は、排水がフリーになるので蓋をしておかないと、下水の匂いが上がってきます。臭いです。キッチンの排水管もしっかりと接続して、汚水のにおいが上がってこないようにしましょう。

キッチンを5cm上げるDIYにかかった費用

45角の木材と合板で5.05cmの高さUP。変更にかかった費用は

  • 木材 6,100円
  • 水栓延長のための部材・コーキングなど 3,900円
  • 合計 約10,000円でした。 

見た目は悪いけど、機能性重視

木材の表面はあとでなんとかします。スプレー塗装かなにかで、適当に目立たなくする予定です。

水回りのメンテナンススキルが急上昇

おかげで、水回りのメンテナンススキルが急上昇しました。

・ 給水配管の種類や知識

・ シールテープの施工

・ 排水配管のつなぎ直し

・ 100V/200V電源の変更

・ 給水配管の延長

・ サヤ管の延長

・ 長くて太いコーキング

非常に勉強になりました。

コーキングでキッチンの仕上げ

距離の長いコーキングは、プロのようにうまくいきません。

徐々に上達しますが、手前からDIYしたので、一番見えるところが一番下手になってしまいました・・・DIYは見えないところから始めるのが鉄則ですね。

キッチンの隙間に水が侵入しなければOKということで、深く気にしないことにします。

ミーレの面材も、ちょうど色合いがバッチリあっているので、取り寄せなくても問題なさそうです。

15cmの隙間は、食洗機のパイプスペースとしてそのまま残しています。水漏れの目視確認もできるので安心できます。

クリナップキッチンにTOTOほうき水栓を取り付けDIY

キッチンDIYシリーズの最終版。食洗機を交換し、キッチンの高さを上げたら、最後の仕上げに水栓の変更を行いました。

交換した水栓は、TOTOの水ほうき水栓。メルカリでなんと10,000円。止水栓との高さが合わなかったので、ニップルを追加購入で+数百円でした。あとの部材は、前回のを流用。

新築時に迷いに迷った憧れの”ほうき水栓”

新築の見積もり検討した際に、クリナップキッチンとTOTOキッチンでは20万円以上の開きがあり、泣く泣くTOTOを諦めてクリナップにした経緯がありました。キッチンにこだわりのない私は特に問題ありませんでしたが、妻は未練が捨てきれずに「10年後にはリフォームする!」と豪語していました。

メルカリでの格安出品を見つけたあと、本当にクリナップキッチンに取り付けできるのか?と不安に思いましたが、失敗しても仕方ないと思い妻には内緒でほうき水栓を購入し、ダメもとでチャレンジしました。

結局問題なく、クリナップのキッチンにTOTOのほうき水栓は設置できました。ほうき水栓は、本来はTOTOのキッチンと一緒でなければ買えないのですが、ほうき水栓が嫌いという方もいるようで、中古市場にも少し出回っているようでした。

通常の水栓での不満点は高さが低いことです。深い鍋や水筒を洗うときに不便すぎました。今度は水栓が高くなったので、水跳ねが気になるところですが、ストレスはかなり減りました。

ほうき水栓を諦めた方、DIYでもできますので、中古で狙ってみてください。

まとめ

今回のDIYで身についたメンテナンススキルは、家を長く大切に使い続けるための自信にもつながりました。新築時に一度は諦めた「理想のキッチン」を、自分たちの手で、しかも格安で手に入れる。そんな体験は、家づくりの後悔を吹き飛ばし、キッチンに立つ時間を最高に楽しいひとときへと変えてくれるはずです。