キッチンの解体ついでに高さを上げる

DIYじゃ大変だから、新築時に間違えないこと

キッチンをたった5cmの高さを上げるだけと思ってしまいますが、検索してもほとんど出てこない内容です。

そもそも、大人は身長が伸びるわけでもないのに、新築時に肝心のキッチンの高さを間違えるな!ってことなんでしょうけど、建売住宅やマンションの場合や標準仕様で変えられない場合は、参考にしてみてください。

高さを上げる土台をDIYで作成

やり方はいたってシンプルで、キッチンの下に5cm程度の台を作成して、キッチンを丸ごと上げる作戦です。

後々知りましたが、クリナップからは5cm上げる土台が各種のキャビネット幅で購入することが出来ました。工務店で断られて、すでにキッチン発注済みだったために諦めましたが、早めに伝えていたらキッチンカスタマイズではなくても、後付けで変更できたかもしれません。

今まで、泣く泣く我慢していましたが、土台をDIYしてキッチンを乗せることで、市販のキッチン台輪と同等のことが出来ました。これで念願のキッチン高さ90cmです。

キッチンの高さ85cmでも海外製食洗器ミーレは入りますが、高さが90cmになった方が、5cm高くなり食器を入れるのも楽になります。日々の作業なので、小さな変化でも、何度も何度も繰り返す作業なので、とても大事です。


自作のキッチン土台

キッチン解体が必要だった海外製の食洗機への交換

昨日まで、我が家のキッチンが傾いていました。 ここまでやらないと、浅型食洗機から海外製食洗機への交換ができませんでした。なんと、不便なこと。本当に浅型食洗機はオススメしません。

以前の記事でお伝えしたように、浅型食洗器は専用キャビネットが天板に引っかかるために、天板を外さないといけません。これが素人には非常に難しかったです。だから、簡単にはできず、ネットで検索しても出てこないわけです。

コスパ最強のクリナップのKTシリーズ

吊り戸棚なしの45cm浅型食洗機付きで、ステンレス天板を採用したい人にとってはコスパ最強のクリンナップの工務店仕様です。

選択は間違っていなかったと今でも確信はしていますが、妻の新築後悔ポイントが2つもキッチンにありました。

妻の希望は

  1.  キッチンの高さが90cm
  2.  水栓はTOTOのほうき水栓(吐水が高い方が良い)

最後までTOTOの水栓と悩みましたが、安さには変えられず、渋々クリナップに決まりました。しかし、納品してみてびっくり、90cmと伝えていたつもりが、コストを意識するあまり標準仕様では85cmから上げれないという回答でした。気づいたタイミングも遅すぎたこともあります。

今回のキッチン選びには、工務店と初回のキッチンメーカー周りをしてから、自分でも数回訪問し勝手に仕様を変えてしまったので、キッチンの高さについては、完全に自己責任でした。

ミーレ取り付けのついでですが、とことんキッチンをDIYしようと思い、やっとの思いでキッチンを90cmにあげました。

シンプルにキッチン下に土台を入れるだけ

見た目はあまり変化ないですが、キッチンの5cmの差はかなり大きいです。

水栓側のキャビネット下に土台を滑り込ませます。

コンロ側も同様に土台を入れます。その後、天板を元に戻すだけの作業と思いますが、結構な大変な作業でした。

想像以上に大変な高さ変更

イメージ的には、大工さんがキッチンの下に木材を入れれば良いだけじゃん、って思っていましたが、やってみるとやはり大変でした。

ガスコンロがなかなか外れない

ガス栓は若干の遊びの距離があったので、引っ張って外さないで作業が出たので良かったですが、下手したら都市ガス屋さんを呼んでガスホースを外してもらわないと作業が進まなくなるところでした。ガスホースの長さはしっかりと確認してから始めましょう。

止水栓からの距離が変わる

水栓までの距離がほんと数センチですが変わるので、止水栓に届かなくなってしまいました。本当にギリギリの設計で組み立ててるんですね。今回はホームセンターへ行って、5cmと10cmの延長の継ぎ手を購入し、止水栓からの距離を延長させました。

シールテープとパッキンの違いをここで理解しましたが、ミスしてTwitterにアップすると、設備屋さんにボコボコにされますので気を付けましょう。

壁に固定しているネジがなかなかはずれない

とにかく固定ねじが多くて、作業スペースが狭くて、やりづらかったです。

排水が臭い

キッチン解体後は、排水がフリーになるので蓋をしておかないと、下水の匂いが上がってきます。臭いです。キッチンの排水管もしっかりと接続して、汚水のにおいが上がってこないようにしましょう。

キッチンを5cm上げるDIYにかかった費用

45角の木材と合板で5.05cmの高さUP。変更にかかった費用は

  • 木材 6,100円
  • 水栓延長のための部材・コーキングなど 3,900円
  • 合計 約10,000円でした。 

見た目は悪いけど、機能性重視

木材の表面はあとでなんとかします。スプレー塗装かなにかで、適当に目立たなくする予定です。

水回りのメンテナンススキルが急上昇

おかげで、水回りのメンテナンススキルが急上昇しました。

・ 給水配管の種類や知識

・ シールテープの施工

・ 排水配管のつなぎ直し

・ 100V/200V電源の変更

・ 給水配管の延長

・ サヤ管の延長

・ 長くて太いコーキング

非常に勉強になりました。

コーキングでキッチンの仕上げ

距離の長いコーキングは、プロのようにうまくいきません。

徐々に上達しますが、手前からDIYしたので、一番見えるところが一番下手になってしまいました・・・DIYは見えないところから始めるのが鉄則ですね。

キッチンの隙間に水が侵入しなければOKということで、深く気にしないことにします。

ミーレの面材も、ちょうど色合いがバッチリあっているので、取り寄せなくても問題なさそうです。

15cmの隙間はパイプスペースとしてそのまま残しています。

水漏れを目視もできるので安心できます。

以上キッチンを5cm上げるDIYでした。