天井裏の断熱欠損と気密欠損

我が家は7地域で温暖なため、天井裏で寒さを感じれるのは冬だけです。夏場は暑くて入れませんし、春と秋は快適で違いが分かりません。

6年も経過しましたが、過去一番の光熱費高騰となり、断熱や気密欠損を補修した方が良いのではないかと思い立ち、天井裏に突入しました。意外に数年たっても気づけなかったことが多かったため、記事にまとめます。

気密測定を行っていないため、気密測定を行った方が防げる項目や、それでも気を付けなければいけないポイントなどもありますので、興味のある方はご覧ください。

断熱欠損の部位一覧

  1. 発泡ウレタンの吹き付けで柱に隠れた部分
  2. 発泡ウレタンの吹き付けで厚みを確認した部分
  3. 発泡ウレタンの吹き付け後に大工さんがガツっと傷つけた部分
  4. 太陽光発電からの貫通部のダクト
  5. 屋根裏の壁断熱部分の木部隙間
  6. 天井裏配線の外壁に這わせた配線部分

ざっと、これだけたくさんの項目が出てきました。特に大きい隙間は柱に隠れた大きな穴。これにはビックリしました。冷たい0度の空気がもろに天井裏に入ってきていました。特に我が家は3種換気で常時負圧なので、隙間があるとガンガン家に空気が入ってきます。

柱に隠れた部分

小屋裏の冬場の温度は、エアコン付けっ放しの子供部屋の温度とほぼ同じ20度程度でしたので、どれだけ寒い空気が流入していたか一発でわかります。ほぼ外気と同じ温度でした。穴に発泡ウレタンスプレーを突っ込んで大量にウレタンを流し込んでおきました。

ウレタン吹き付け屋さんも完璧ではないので、気密測定をしっかりとして漏気箇所を見つけておくと、柱の裏に隠れた未施工箇所も見逃さないです。中間時の気密測定は大事です。

ザクっと、ウレタンの厚みを確認している部分

我が家は7地域なので、80mmのウレタン吹き付けの厚みしかありません。厚みの確認をところどころしている傷があるのですが、ここの隙間では温度低下がありました。確実に断熱が弱くなっている部分なので、少しウレタンを吹き付けておくと安心です。

軽くチェックしたくらいの見た目ではわかりずらいので、外気との温度差があるときにサーモグラフィーで見てチェックするのをオススメします。温度変化が見えたら、目印をつけておかないと、すぐに見失ってしまいます。

気密測定は断熱材施工後の中間時に行うべし

私はサーモグラフィーカメラと風量計を使い、欠損部位を特定していきましたが、目視では無理です。感覚だけでは小さな穴や隙間風を見つけることは困難で、もしできるとしても年間数日しかない寒い日を狙って天井裏に入るのは効率が悪すぎます。

ですので、新築建築時は必ず気密測定を中間時に行いましょう。数万円が高い!という方もいますが、我が家のように後から補修しまくっていたら、数万円の測定費など簡単に元が取れるくらいの金額です。

DIYでリカバリーしたい方は

それでも、器具なしで少しでも気密欠損を見つけたい場合は、キッチンの換気扇を最大にして家をすごい負圧にして、隙間風を確認しましょう。すると、家の中がものすごい負圧となり、ドアや窓が開きづらくなります。

その状態で天井裏に入れば、断熱気密欠損を見つけやすくなります。ビュービュー音がしたり、冷たい空気がどこかから入ってきたりするのを体感できます。

気密改善リカバリーには時間はかかる

気密改善には根気が必要です。一発ですべての改善ができるわけではなく、一つ一つ丁寧につぶしていく必要があります。

断熱・気密リカバリー方法

太陽光発電からの貫通部のダクト

ウレタン断熱の吹付け後に、太陽光発電パネルを設置しましたので、フレキ管と壁、フレキ菅の内部の配線からの隙間から、隙間風がはいってきました。

サーモグラフィーも使いましたが、

今日は天気が良いが暑くないので家内外の気温差がなく、

サーモグラフィーでは外気の流入は分かりませんでした。

手をかざすと風が流れてくるので確実に外気は入ってきています。

根本とフレキ管のダブルです。

どうやって、ふさごうか・・・

吹付断熱ウレタンだと少し粘着が強力すぎるので、

何か調べてもう一度、屋根裏アタックです。

これでC値上昇間違いなし。

ちなみにこれで断熱欠損は3件目です。

みなさんも要チェックです!!

断熱欠損① キッチン下の配管

断熱欠損② 浴室下の配管周り

新築あるあるだと思いますけど、工務店に文句は言ってません。

ウレタンのスプレー一吹きで終わっちゃいますので。

あとは、エアコン工事後が心配・・・

ちゃんと近所のおじちゃんの工事を見とけば良かった。