エアコンから空気が逆流する現象

第3種換気の盲点「エアコンのドレンダクト」

エアコン設置した時に、ドレンダクトに対し、逆流防止をつけていますか?エアコンから出る水滴の重みでパカって開いて、重みがなくなるとバネで密閉される仕組みです。

ホースの内径は2.01cm2

せっかく高気密な住宅を作っても、ドレンホースを無視すると、エアコン1台あたり2平方センチほどの隙間が生まれます。各部屋には吸気口があるとはいえ、この2平方センチの隙間は大いに換気計画を狂わせます。

C値換算で▲0.26

2平方センチは、住宅全体のC値で計算すると0.01程度となります。しかし、実際の子供部屋だけで換算すると床面積はもっと少なくなるので、C値は0.26ほど悪化という計算となり、たった少しの隙間でも大きな性能の劣化となってしまうことが分かります。

※ドレンホースは内径16mmで計算しています。

エアコンを止めたら、急激に湿度が上がる

北側の子供部屋を数年前から使用していて、エアコンを止めると湿度が急上昇することに悩んでいました。

真夏にエアコンを止めたすぐ後のサーモグラフィーですが、エアコンの裏から温度の高い空気が逆流しているのがわかります。これがホースを伝っての空気の逆流ということが分かりました。

ドレンホースの外壁側

ドレンホースの出口は室外機の近くだと思いますが、我が家ではこんな感じでした。

しっかりと夏場の湿度を外に排出していました。ポタポタ水が止まることなく水滴が流れていて、さすが良い三菱エアコンです。

エアコン止めて数分後

しかし、これがエアコンを止めた瞬間どうなるかはもうご存じですよね?この水分たっぷりの、いかにもカビそうな空気を3種換気は室内に取り込んでしまうのです。

湿度88.7%・・・クッソ寒いのに、またエアコンです。子供用エアコンということで、エアコン性能も再熱除湿をつけなかったのも悪いのですが、それにしても湿度が上がるのが早いです。

結論:おとめちゃんを買いましょう♪

たかが数百円で、なぜこれが標準装備ではないのだ?と思ってしまいますが、エアコンもエアコン工事もギリギリの価格で価格競争しているので仕方ないのでしょう。矢印を自分に向け、自分で出来ることで対策しました。

ホームセンターのエアコンコーナーにも売っています。ビニールテープは、ドレンホースと一緒の色が自然な感じになるので、「アイボリー色」をまとめて購入することをオススメします。

取り付け後はこんな感じ

ピタッと空気の逆流が止まりました。

おとめちゃんの取り付け方法

自分で出来るかわからな〜い!といった方もいるかもしれないので、簡単に交換時の写真を掲載します。説明書もついてきますが、ハサミとビニールテープがあれば簡単です。

ドレンホースを途中でカット

垂直部分でカットするのがコツです。垂直でないと逆思弁効果が働きません。

カットする部分は、写真のようにφ18部分を上下でカットすると取り付けしやすいです。

逆流防止弁をはめ込んでピンで固定

一旦ピンを外して、上からスルッとはめ入み、ピンでホースと固定します。

切り離したドレンホースを接続

先ほど切り離したドレンホースの先の部分を取り付けます。

こちらはφ18の部分でもしっかりとはまりそうです。

私の場合は、こちらは使わないので捨てちゃいました。

テープでしっかりと固定

アイボリーのテープでしっかりと固定します。元々、外れることはないとは思いますが、今後長い間放置しますので、しっかりと固定しておきましょう。

メンテナンス

ゴミなどが詰まったり、バネが弱まったりすると、逆流防止の機能がなくなるので定期的にチェックは必要です。

ビニールテープによっては見栄えが悪い

白や黒などの家によくあるビニールテープだとかなり目立つのでお気をつけください。バルコニー内側などなら良いのですが、1階の外壁周りですと見栄えが悪いかと思います。